僕が生きる物語


ヒャッハー!!


俺の名はやすし
都会の喧噪に嫌気が差し
第2のキャラメル成金を目指しこの山奥の村で
牧場経営をやりに来た男さ!


さぁ行くぜシルバー(仮名)いざ牧場ライフへ
おおっと目の前に狐が…




あっ





……


………


どうやら橋の下に落ちてしまったらしい
シルバー(仮名)が心配そうに俺の顔を眺めている


?「お〜い君、大丈夫かの?」
?「しっかりしろ、意識はあるか?」


…誰だ?


老紳士「おお、起きたか。」
着物の女性「おや、君はひょっとして新しい牧場主か?」


どうやら近くの村の人のようだ
そう、そうだ、俺は新しく牧場経営にきたんだった。
そんな事を話しているとどうも妙な気がしてきた…のがこの二人の会話


老紳士「お前さん、うちの村で牧場やるんじゃろ?」
着物の女性「何を言うか、彼は我が村で牧場をやるに決まっている。」


え、何これ。何で口喧嘩してるの
何かエキサイトして来てるんですけど
僕に自分の村の魅力を語ってきちゃってるんですけど。
近いです近いですって。


どうやらここには山を隔てて二つの村があるらしい
一つは酪農で有名なブルーベルー村
一つは作物で有名なこのはな村
そして…この二人はそれぞれの村の村長さんで…
ブルーベルー村のルドガー村長と
このはな村のイルサ村長…


…そしてどうもこの二人はとっても仲が悪いようで…


ドガー「なぁ!君はブルーベルー村の方がいいじゃろう?
    あんな村泥臭い何か雨の前みたいな匂いしかしてないぞ
    何か、足の長い虫とかもいるんじゃぞ!?」


イルサ「何を!彼はこのはな村で何種類もの作物と共に暮らすのだ!
    貴様の所なんて牛と鶏くらいしかおらんだろう!
    そりゃあ遠目で見たら可愛いけど近くで見れば怖いからな!
    獣臭いし、あと…臭いし!」


おおう…まいったな
早い所どっちでやるか決めないとあつあつ餡掛け対決でも始めそうだ
う〜〜〜〜ん…………
やっぱり第2のキャラメル富豪を目指す僕としては
乳製品は欠かせませんので…ブルーベルーの方で


ドガー「ほっほー!そりゃ見ろ!やっぱりうちの村の方が優れとるんじゃ〜」
イルサ「ぬぅぅぅぅぅ!な…何がいけないんだ!?肥料か!肥料が臭いからか!?」



そんな訳で前途多難な牧場経営が始まったのであった。
大丈夫なのかコレ…俺騙されてないよね?騙されてないよね?


To Be Continued